6. 文書の締めくくり方(末文)
内容はもちろん、文書の始まり・しめくくりも大切なビジネス文書。
以下はその、締めくくり方の一例です。
通知状
まずは・とりあえず・取り急ぎ
+
ご通知・お知らせ・ご一報・ご連絡・ごあいさつ
+
申し上げます・まで
【例】
まずはご通知申し上げます。
依頼状
ご多忙中・お取り込みのところ・無理をいって・お手数をおかけして
+
まことに恐縮ですが・恐れ入りますが・申し訳ありませんが
+
趣旨をご理解の上・事情をご賢察の上
+
なにとぞ・なにぶん・まげて
+
ご協力・ご高配・お力添え・お聞きとどけ・お取り計らい
+
いただきますよう・くださいますよう・賜りますよう
+
お願い申し上げます
【例】
ご多忙中恐れ入りますが、事情をご賢察の上、なにとぞお力添えくださいますようお願い申し上げます。
照会状
まずは・取り急ぎ
+
ご照会申し上げます・ご照会まで
【例】
取り急ぎご照会まで。
督促状
右重ねて・ご連絡を
+
お願い申し上げます
【例】
ご連絡をお願い申し上げます。
あいさつ状
今後も
+
お引き立てのほど・ご高配賜りますよう・倍旧のお引立て
+
よろしくお願い申し上げます
【例】
今後も倍旧のお引き立てをよろしくお願い申し上げます。
案内状
まずは・お礼かたがた
+
ご案内申し上げます・ご案内まで
【例】
まずはご案内申し上げます。
※「拝啓」「謹啓」で始まる場合は「~申し上げます」で、「前略」で始まる場合は「~まで」で締めくくるのが一般的です。
詫び状・断わり状
なにとぞ・以上の次第につき・まげて
+
事情をご賢察の上・まことに心苦しい次第ですが
+
ご了承・ご寛容・ご承諾
+
賜りますよう・くださいますよう・いただきますよう
+
お願い申し上げます
【例】
なにとぞ事情をご賢察の上、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
私信
(ビジネス文書としては使用しません)時節がら・季節の変わり目
+
ご自愛のほど・ご自愛くださいますよう・お風邪など召されぬよう
+
お祈り申し上げます
【例】
時節がらご自愛のほど、お祈り申し上げます。