情報は正確に伝達しよう
お電話を下さった方の会社名やお名前は、できる限り正確に伝えたいもの。伝言を頼まれたお約束の時刻やご注文をいただいた商品の名前・数量・金額に違いがあっても、大変ですね。
慣れないと電話の声というのは聞きにくいもの。自分のちょっとした気遣いや工夫で、間違いを防ぎましょう。
同音異語の確認をしよう
電話応対でよく使われる表現
こうぎょう
- 工業⇒えこうぎょう
- 興業⇒吉本興業のこうぎょう
- 鉱業⇒かねへんのこうぎょう
かがく
- 科学⇒サイエンスのかがく
- 化学⇒ばけがくのかがく
しりつ
- 市立⇒いちりつ
- 私立⇒わたくしりつ
かわ
- 川⇒三本がわ
- 河⇒さんずいのかわ
漢字の“へん”や“つくり”で説明する
そう
- 総⇒総合のそう
- 綜⇒糸へんにムネのそう
仲間や文脈を使って説明する
きた
- 北⇒東西南北のきた
- 喜多⇒ヨロコブにオオイのきた
地名などを使って説明する
くら
- 倉⇒倉庫のくら
- 蔵⇒酒蔵のくら
たま
- 多摩⇒多摩川のたま
- 玉⇒ぎょくのたま
たか
- 孝⇒親孝行のこう
- 隆⇒西郷隆盛のたか
カタカナ表記をする場合
特に会社名などは、正しい表記をしないと失礼にあたります。正式にはどう書くのか、取引先であれば知っておきましょう。- H エイチ エッチ
- K ケー ケイ
- T テー ティ
- V ビー ヴィ
他にも、
- エンジニアリング と エンジニヤリング
- ディーゼル と ヂーゼル
などがあります。
また“・”(ナカグロ)の有無・位置にも注意しましょう。
“株式会社”の位置にも注意。電話応対で確認するときには
- (株)○○ 前かぶ・頭かぶ
- ○○(株) 後かぶ
などと確認します。
数字も間違えやすい
電話応対では、数字も聞き間違いやすいもの。発注数・人数・お約束の時間など、大切な情報を間違わないように確認しましょう。
1(いち) 2(に、ふた) 3(さん) 4(よん) 5(ご)
6(ろく) 7(なな) 8(はち) 9(きゅう)0(ぜろ)
特に間違いやすい数字には次のようなものがあります。
- 1(いち) →7(しち)
- 4日(よっか) →8日(ようか)
- 10人(じゅうにん)→12人(じゅうににん)
- 8本(はっぽん) →100本(ひゃっぽん)
- 14時(じゅうよじ)→4時(よじ)