話し方、3つのポイント
人と話すときには、3つのポイントに注意しましょう。
- 「簡潔に」
- 「分かりやすく」
- 「印象深く」
1.簡潔に話す
キーワードを明確にします。長く、要領を得ない話では、相手に何も伝わりません。
簡潔に話すためには、キーワードをはっきりさせ、話の中で繰り返して使いましょう。また、結論を前置きして話します。
2.分かりやすく話す
相手の目線に立って話しましょう。
例えば、パソコンを触ったことがない方に、「起動する」と言って伝わるでしょうか。
相手にとってなじみの薄い分野の話をするときには、相手の立場に立ち、誰にでも分かることばに言い換えてあげることが大切です。
また、抽象的な話をする場合には、イメージしやすいように具体的な話を。
例えば、イソップは「怠け者はあとで痛い目にあう」ということを教えるため、アリとキリギリスに例えて話をしました。
このように「たとえ話」を用いるのも、具体的に話すひとつの方法です。
3.印象深く話す
まるで実況中継をしているような話し方ができたら、その話は相手の心にすんなりと入っていくでしょう。話に登場するものの形・色・音なども伝えると効果的ですね。
話が効果的に伝わっているかどうかは、相手の表情を見ていると分かるものです。時には
「ここまで、私の話は分かりますか」
と尋ねてみるのも良いと思います。あくまでも、自分の話が分かりにくくないか、と聞く表現にするのを忘れないで。そんなちょっとした言葉の選び方が、伝えるためには大切です。
また、気持ちを込めて話すことを心がけて。話していることが正しくても、気持ちが込められていなければ相手の心にぐっと迫りませんからね。